◆History◆
HISTORY OF LOFT 1971〜2006
■1971年3月:京王線千歳烏山に7坪のジャズ、ロック、フォークをミックスした新しい音楽喫茶として「烏山ロフト」の営業を開始。
■1973年6月:中央線西荻窪に15坪のライヴハウス「西荻窪ロフト」をオープン。まだライヴハウスという言葉すらなかった時代、そのオープンはジャズ系以外の日本のロック、フォークのミュージシャンにとっては画期的な出来事であった。浅川マキ、頭脳警察、山下洋輔、友部正人、ディランII、坂本龍一、南正人など、各ジャンルのミュージシャンに演奏の場を提供。以降、浜田省吾、アルフィー、山崎ハコ、森田童子、南佳孝などのニューミュージック・シーンを代表する人々の常演する場所となっていった。
■1974年11月:中央線荻窪に35坪のロック中心のライヴハウス「荻窪ロフト」をオープン。細野晴臣、坂本龍一、はちみつぱい(ムーンライダース)、シュガーベイブ(山下達郎)、ハイファイセット、イルカ、ダウンタウンブギウギバンド、大貫妙子、鈴木茂、RCサクセション、サンハウス、四人囃子、桑名正博、ティンパンアレー、矢野顕子などのライヴを行う。その動員力はニューミュージックというジャンルを不動のものとし、以後の第一次ライヴハウス・ブームの火付け役となった。
■1975年12月:小田急線下北沢に40坪のライヴハウス「下北沢ロフト」をオープン。サザンオールスターズ、上田正樹、憂歌団、子供バンド、泉谷しげる、金子マリ、大橋純子、中島みゆき、ソーバッド・レビューなどが出演、これ以降、関西ブルース系ミュージシャンが集結し、下北沢文化の拠点となる。
■1976年10月:新宿西口に65坪・キャパ300人の当時としては画期的な本格的ライヴハウス「新宿ロフト」をオープン。ニューミュージックのスターを総動員したオープニング・セレモニーは話題となった。1日=ソーバッド・レビュー/金子マリ&バックスバニー、2日=加川良/大塚まさじ/西岡恭蔵/金森幸介/中川イサト、3日=鈴木慶一&ムーンライダース/南佳孝&ハーバーライツ/桑名正博&ゴーストタウンピープル、4日=サディスティックス(高中正義、今井裕、後藤次利、高橋幸宏)、5日=吉田美奈子/矢野顕子、6日=斉藤哲夫/遠藤賢司/大貫妙子、7日=リリィ with バイバイセッションバンド(坂本龍一、伊藤銀次)、8日=山崎ハコ、9日=センチメンタル・シティ・ロマンス/めんたんぴん、10日=長谷川きよしサンデーサンバセッション。その他、当時は甲斐バンド、山下達郎、CHAR、上田正樹、タモリなども出演。これ以降、パンク/ニューウェイヴなどその時代のロック・シーンを代表する様々なジャンルと連動、特に1979年8月28日〜9月2日に行われた「Drive To '80」はその後のインディーズ・ブームの先駆的なイヴェントとなり、日本のロック史上重要なターニング・ポイントとなる。また、その後のバンド・ブームはロフトを中心とするライヴハウスが大きな役割を担うことになる。
■1977年:ビクターレコードと提携した「ロフトレーベル」を発足。「ライヴハウスでの新人発掘」というテーマで20人余りの新人アーティストを世に送り出す。その中には竹内まりやなどのデビューもあった。
■1980年:東横線自由が丘に30坪のロック酒場「自由が丘ロフト」をオープン。
■1980〜82年:新宿ロフトを残し、ほかのすべての店を閉鎖、もしくは店長に譲る。
■1986年5月:オープン10周年を記念した10日間のイヴェントを新宿ロフトで行う。また、6月1日には新宿厚生年金ホールにて「Go! Go! LOFT!! 〜10th ANNIVERSARY〜」を開催し、Sheena & The Rokket、THE ROOSTERZ、BOφWY、ZELDA、ACCIDENTS、PERSONZ、Chu-ya&De-LAXが出演。
■1991年9月:日比谷野外音楽堂を皮切りに、ロフト、クラブチッタ、渋谷公会堂まで12日間にわたりロフト創立20周年記念イヴェント「Go! Go! LOFT!! 〜20th ANNIVERSARY〜」を行う。Ruby、JUN SKY WALKER(S)、マルコシアス・バンプ、電気GROOVE、伊藤銀次、SION&Friendsほか、全60バンドが出演。
■1991年10月:小田急線下北沢に250人キャパのライヴハウス「下北沢シェルター」をオープン。若者文化の中心地である下北で独特の音楽文化を形成。VENUS PETER、エレファントカシマシ、カステラ、eastern youthなどが出演。現在も数多くのミュージシャンに愛されている。
■1992年4月:新宿ロフトのビルオーナーより立ち退きを命じられる。
■1994年3月:新宿ロフト立ち退き問題、かねてより裁判中の東京地裁での判決が出る。ロフト側敗訴、東京地裁に即時控訴。同年4月に「新宿ロフトと音楽文化を守る会」を結成、署名運動を開始する。
■1994年7月:ミュージシャン主導の新宿ロフト存続支援のイヴェント「KEEP the LOFT“で で で 出てけってよ”」を日比谷野外音楽堂で開催。総勢80人にも及ぶミュージシャン、文化人が参加。
■1994年11月:プロダクション業務を請け負う会社「ピンクムーン」を設立。
■1995年4月:新宿ロフト立ち退き問題、和解成立。新ビル建設の際には再入居を前提とすることで決着。
■1995年5月:小田急線下北沢にレコード・ショップ「タイガーホール」をオープン(その後、西新宿に移転、現在はWEB通販のみを行っている)。
■1995年7月:世界初のトークライヴハウス「ロフトプラスワン」をオープン。文化人、評論家、政治家、漫画家、映画監督など、ジャンルにとらわれない有名無名の人が出演。現在、一大文化圏を形成している。1998年6月には歌舞伎町に移転。
■1997年1月:多様化していく音楽シーンの中で、様々なストリートから発せられる音楽の“今”を発信すべく、ロフト/シェルター・プロデュースのライヴ音源をメインにしたインディーズ・レーベル「ロフトレコード」を立ち上げる。第1弾リリースは同年4月に発売した『LIVE at LOFT & SHELTER』。
■1997年7月:オープン20周年記念イヴェント「ROCK OF AGES 1997」を新宿ロフトで20日間行い、7月24日には「LOFT 20th ANNIVERSARY 〜ROCK OF AGES 1997〜」を日本武道館にて開催。アナーキー、ウルフルズ、筋肉少女帯、シーナ&ロケッツ、SIAM SHADE、スピッツ、THE HIGH-LOWS、花田裕之&ROCK'N'ROLL GYPSIES、HOTEI、THE MAD CAPSULE MARKET'S、レピッシュらが出演。
■1999年4月:新宿ロフトが場所を歌舞伎町のコマ劇場横に移し、「Rockin' Communication 新宿ロフト」としてリニューアル拡大オープン。500人収容のメインステージと、150人収容のサブステージという2つのステージを擁し、音楽によるコミュニケーションをコンセプトとした全く新しい形のライヴハウスを志向。
■2001年10月:下北沢シェルターがオープン10周年を迎え、1ヶ月間記念イヴェントを行う。10月14日には「SHELTER 10th ANNIVERSARY 〜ROCK OF AGES 2001〜」をZepp Tokyoにて開催。bloodthirsty butchers、NUMBER GIRL、NAHT、MAD3、RUDE BONES、GUITAR WOLF、MINOR LEAGUE、MASTERLOW 01が出演。
■2004年12月:「ネイキッドロフト」オープン。新宿・職安通りに面する地上1階のオープンなカフェスタイルで“トーク&ミュージック”をお届けする創造空間。客席50席のライヴ・スペースの他、通りがかりのお客さんや常連さんが気軽に立ち寄ることができるような立ち呑みバースペース、テーブル席が設置されており、出演者、お客さん、スタッフが交流できる場所を目指している。
■2006年1月:新宿ロフトのオープン30周年記念イヴェント「SHINJUKU LOFT 30th ANNIVERSARY 〜ROCK OF AGES 2006〜」を1年間にわたって開催予定。
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