THE BACK HORN




--ROOF TOP初登場ということで、バンド名の由来を。
松田(Dr.) 結成したときは魚雷という名前だったんですけど、いろいろ問題がありまして。改名したんですよ。本当はショベルカーなんですよ。英語でバックホー。なんだけど、子供の頃からずっと、バックホーンだって勘違いしていて(笑)。そこからなんですよ。後ろの角とかの意味じゃないです。
--この4人はどうやって集まったのですか?
栄純(Gu.) 同じ専門学校だったんですよ。音楽系の。それぞれギター課、ドラム課、ベース課、ヴォーカル課で。僕は人一倍バンドがやりたいという気持ちが強かったんですよ。俺は入学したその日からバンドがやりたくて。本当は誰でもいいっていう感じもあったんですよ。(メンバー爆笑)僕の直感でメンバーを選んだんだけど、インスピレーションは間違ってなかった。それで半年くらいで「冬のミルク」が出来て、どんどん曲を作っていったんですよ。
--それはびっくりだなぁ。
栄純 今聴くと技もなんにもないんですけど。
松田 でも、最初ギターの奴が作って来たときは信じられなかった。4,5曲出来てやっとこいつが作ってきているんだって思えて(笑)。
--現在は2nd. ALUBUMのリリースツアー中ですけど、「甦る陽」の出来に関してはどう思っているのですか?
栄純 僕らは常に現状で満足が出来なくなっちゃうんですよ。出来た瞬間、いいなぁと思ってもやっぱり、時間が経つと反省点が見えて来ちゃう。
--成長しているという事だよね。その2nd.はどこが聴き所ですか?
松田 頭からおしりまで隅々聴いて欲しいんだけど、部屋を真っ暗にしてヘッドフォンで聴いて欲しい。
山田(Vo.) 耳だけを活動させて聴いて欲しいんだよね。それと歌詞を見て欲しい。
平林(Ba.) そうだね。言葉の意味まで聴いてくれればね。
--ツアーが初めてでしょ。今までやってきてどう? 感触は?
栄純 今日で11本目なんだけど、俺らのお客さんって大差ないんですよ。
平林 いってみれば俺らは、いつもやっている東京でも初めて行く九州のお客さんの
前でも、いつも初めてだと思うようにしているんですよ。
松田 変な意識はしないようにしているんで。お客さんが5人でも、結構お客さんが来てくれても、一緒の心構えでいたいんですよ。まだまだだけど、僕らなりの世界観を提示していこうと思っているので、集中して見て欲しい。僕は個人的に、ドラムのMCが良かったって言って欲しいんですけど(笑)。
山田 お客さんの感情が動いたなというのは、すぐに分かりますよ。音がいいとかよりもやっぱり感情が動かせるLIVEがやりたいですね。
--6月7日のSHELTERは初めてのワンマンでしょ。言ってみれば何時間やってもいいんだよね。
松田 やっぱり曲順も含めて、今までとは絶対違うと思う。俺らだけのLIVEだから。
栄純 自分たちの空間であってやっぱり責任感というか、どんだけ自分たちだけじゃなくて、みんなが満足できるLIVEをできるのか。
--それは期待していいと。
山田 裏切るだろうし、裏切らないところは絶対裏切らないし。
平林 どうなるのか本当は分からないんですけどね。
栄純 でもひとつでも学ぶでしょ。
--SHELTER以後のBACK HORNはどう動くのですか?
平林 BACK HORNとしての誇りをもってLIVEをやっていきますので、少しでも興味を持ったなら、LIVEに来て欲しいですね。聴いてくれないと何も始まらないので。