“中学生棺桶”。一度耳にしたら忘れそうにない異様で不気味な名だ。高円寺や中野の思いがけない場所に貼られている彼らの胡散臭いライヴ告知ビラを見て棒立ちになった人も多いだろう。そこに描かれてあるのは、薄汚い婦人服を着た長髪男のイヤラシイ微笑と、モヒカンをだらしなく肩まで垂らしたチョビ髭男と覆面 男、流行至上で思考停止の大衆へのあからさまな“敵意”、そして、徒党を組んで男前っぷりを競う体育会系パーティ人種への強大な“嫌悪”である。これは「キャラだもん!(篠龍PUNK)」の一言では決して済まされない。冗談ではないと言うのならば、12月10日にCDデビューしたということだし、直接訊いてみよう。信念の重たさ、根の暗さ、底意地の悪さ、捻曲がった根性、“中指”としてのロック・バンド……その辺を確かめるべく、リーダーのきむすめ葉蔵(G, Vo)に取材を申し込んだが……即、後悔した。このベットリ長髪野郎、とにかく話が長い! くどい! ウザい!! 言いたいことは腐るほどあるってか!? ジェロビアフラじゃねぇっつーの! 見る見るうちに吸殻の山となる灰皿、空くグラス。人の金だと思ってこのアル中! ロリコン! デカダン! そんなトイレット・ロッカーのインタビュー(の一部)をどうぞ。(interview:川俣愛絵理) |
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──これはロフト・グループのフリーペーパーなんですが、まだ一度もロフトやシェルターに出たことない訳ですから、読者はこのバンドのことを知らないと思います。一体どんなバンドなんですか?
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