田渕ひさ子の正式加入後初のオリジナル・アルバム『birdy』から13ヵ月。4人編成の“タブッチャーズ”としては2枚目、バンドとしては通
算10作目となるフル・アルバム『banging the drum』が完成した。悠然とそびえ立つ巨木のようにブッとい本作、どれだけ控えめに言っても傑作と断言できる。リーダーの吉村秀樹(vo,
g)にはこれまで何度か取材をさせてもらっているが、このインタビューを読んで頂ければ判るように、吉村の発言はいつになく力強く確信に満ち、歯切れも良い。つまり自身でもそれだけ確かな手応えを感じているということなのだろう。間髪を入れずに発表される+/−{PLUS/MINUS}とのリスペクティヴ・カヴァー・アルバム(お互いの曲をカヴァーしたアルバム)も安直な企画盤とは一線を画す実り豊かな作品に仕上がっており、結成から18年を迎える彼らの歩みはさらに加速度を増すばかりである。(interview:椎名宗之)
これだけの僕に何ができるかと
──今度のアルバム制作に入る前に「次のはどんな感じになりそうですか?」と吉村さんに尋ねたら、確か「ドン詰まりに暗いアルバム!」と仰ってましたよね(笑)。
吉村:うん。最初は暗ーいアルバムになるんじゃないかとは思ってたんですよね。『banging
the drum』で一番最初に作ったのが4曲目の「ゴキゲンイカガ」で、射守矢(雄)のベースラインが暗い感じで来ましたからね。この曲を作った時の一頭最初なんて、射守矢のベースラインを聴いた(田渕)ひさ子が「この世の終わりかと思った」って言ってたからね(笑)。僕はそれをメジャー進行にして明るくする方向へ一生懸命やったりなんかして。この曲は要するに、自分自身に問い掛けてるわけですよ、「これだけの僕に
何ができるかと」って。“音楽をやり続けることによって自分は何がしたいのか?
何ができるのか?”っていう課題が最初に一杯ありまして。そんな具合で“ああ、ここまで自分の暗い感じを出すのかぁ…”っていうところから今回のアルバム作りがスタートしたんですよ。
──『birdy』が“このバンドで存在していたい”という新生ブッチャーズの決意表明とするならば、この『banging
the drum』と『bloodthirsty butchers VS +/−{PLUS/MINUS}』はその自由奔放な実践の経過報告と言えますよね。
吉村:まぁ、当たり前に進んだ形のものですね。
──言葉にするとチープですけど、ストレートな“バンド・サウンド”がより引き締まって凝固になったというか。
吉村:ですね。だからこそ今回はバンドと一緒になって構成とかもいろいろと考えて。今度のアルバムにプロデュースとして自分の名前をクレジットしなかったのは、そんな理由もあるんですよ。照準はすべてバンドとして合わせたから。
──「序章」と題された、4人が文字通り“banging the drum”するナンバーから始まりますが、今回コンセプトとしてドラムにフォーカスを当てたのは?
吉村:アルバム・タイトルの通り、最終的にはドラムに焦点を当てたものになりましたけど、最初はコンセプトなんて全然なかったんです。『birdy』からのタームも早すぎたし、+/−{PLUS/MINUS}やthe
band apartとの合同ツアーもあって、スケジュールも立て込んでたし…。
──〈official bootleg vol.004&smooth like butter tour〉ツアーの開始前に、「アルバム制作のことは忘れたい」ってはっきり仰ってましたもんね(笑)。
吉村:はい(苦笑)。自分から逃げてたんです。でも、それが今となっては結果
的に凄くいい方向に働いたんですよ。『banging the drum』ともう1枚のアルバムが生まれるきっかけにもなったし。ツアーに出て+/−{PLUS/MINUS}と共演したことでアルバムを作る速度が速まったし、結果
的には2枚もアルバムが出来ちゃったっていう。不思議ですよね。頭で理解するより先に身体として出すっていうか。考えてもダメだったら瞬間で立ち向かえっていうのもあるし。
──前作の『birdy』然り、短期間でアルバムを作り上げる性急なスピード感が今のブッチャーズには適している部分もあるんでしょうか。
吉村:やり方的にそうせざるを得ない状況もあるし、その力を使うっていうか。ただこの、切羽詰まる感じはイヤなんですよね。逆上してしまうし…何て言うんだろう、負けん気がヘンな方向に働いてしまうっていうか。でも結果
的には出来て良かったですね。周りのスタッフも僕達を巧くコントロールしたと思いますよ。扱い方もよく判ってらっしゃるなぁというか。だから、今度のアルバムを作って思ったのは、周りの人達に対する感謝の気持ちっていうのがまず第一にあったかな。それはこのアルバムが良いからそう思えるんだろうけど。まぁ…自分自身には褒めてあげますね(笑)。
──吉村さん自身、この2枚のアルバムには確かな手応えを感じていると。
吉村:うん、単純にいいアルバムだからね(笑)。オリジナル・アルバムともう1枚あることによって、ベクトルがいい方向にあると思うんですよ。その方向がどっち向きかは判らないけど、前を向いてることは間違いないです(笑)。2枚あることによって互いを補う作用もあると思うし。奈良(美智)さんのジャケットにしてもそうだし。スプリットのジャケのイラストは、女の子が水面
に顔だけ出していて、まるでオリビア・ニュートン・ジョンのアルバム(『水の中の妖精』)みたいですけどね(笑)。
ベースをド真ん中に持ってきて広げようとした
──特に設けていなかったコンセプトが固まっていったのは?
吉村:『banging the drum』とは言ってますけど、実はベースから始まってるんです。射守矢のベースっていうのが音像のなかの不思議な位
置にあって、それが普通じゃないんですよ。ギター、ヴォーカルよりも特別な、誰よりも普通
じゃない位置にあるんです。まずそれをド真ん中に持ってきて広げるんだっていう。最初は射守矢の弾くフレーズを引き出すところから始まって、しかもそこに差し引きできないような太いラインがあったから、これはもう“ベースのアルバムとして行こう!”と。前作に関しては、ギターに焦点を当てる面
が凄い大きかったと思うんですけど。
──『birdy』はひさ子さんが加入してツイン・ギター編成になった最初のオリジナル・アルバムでしたからね。
吉村:うん。バンドが成長していくと、パートごとに気持ち良く聴ける音の位
置っていうのが自ずと決められてしまうっていうか、ブッチャーズに関しては歌とかギターがまず普通
じゃないと思うかもしれないけど、実はベースがもの凄く重要で不思議な位置にいるバンドなんです。判ってる人は判ってると思うけど。
──確かに。それと、射守矢さんの書く曲は凄くメロディアスで耳に残るんですよね。
吉村:そうですね。そこをもっと強く出そうっていう。最初は“ギターなんてちょっと聴こえればいいや”ぐらいに考えてて。全体像はそれで行こうって始まって、途中で『banging
the drum』とタイトルが付き、次のタームでは僕のギターから作る曲を入れて、最後にインストで録った…っていう、短いながらも3回ぐらいに分けて録音してるんですよ。一気に録るのはもともと苦手で…なんかイヤなんですよね。そうこうして録りながらも“訳判んねぇな、このアルバム…”っちゅうのが自分のなかで絶えずあって。その訳判んねぇ感じが、最後には歌詞に出てきたかなって思いますけどね(笑)。
──ははは。吉村さんの書く歌詞は、それ単体だと何を意味するのかは余りよく…。
吉村:判らないですからね(笑)。どうしてそんな言葉が出てきたのか、自分でも判らない時もあるし。ただ最後の「banging
the drum」の歌詞も面白い表現だなとは思いますよ。何を言いたいのか判らないけど、この人多分悔しいんだろうなっていう(笑)。
──「悔しければ握っている」ですからね(笑)。でも、あの吉村さんの絶対的な歌声で聴くと、文字面
だけでは不明瞭な歌詞もごく自然にスーッと染み込んで伝わるんですよね。
吉村:唄い方について言うと、その時なりの限界を出そうとアルバムを作るごとにやってますね。“初期衝動を取り戻したかのようなアルバム”って自分では説明していた『荒野ニオケルbloodthirsty
butchers』の時も、“うわー、結構限界まで行ってんなぁ”って思ってたんだけど、次の『birdy』でそれよりもキツイ唄い方のところまで行って。
──今度のアルバムで言えば、「B2」や「サンザン」の声の振り絞り方がさらに凄味を増してますね。
吉村:“またどんどんキツイところまで行くなぁ”って自分でも思ってるけど、これはもうやめられないですよね。
──それはやはり、ひさ子さんが加入したことによってギタリストとしての負担が減って、ヴォーカリストとしてより専念できるようになったことも大きいんでしょうね。
吉村:うん、それはデカいです。しかも今回はベースの幅をかなりデカくして、あの音圧の上に自分の歌を乗っけなくちゃいけないっていう使命が今まで以上にあったんだけど、あれは勢いでやってたのかなぁ?
やってる最中は自分でも全然判らなかったもんなぁ…。前はね、1枚のアルバムで唄うのがシンドイのは全体で1点ぐらいなもんだったんですよ。それが今は何点もあって、点が増えてるなぁっていう(笑)。今回のなかでは「B2」が一番ツラかったですね。「サンザン」は歌よりも、ベースに従ってギターの構成を考えるのに一番時間が掛かったかな。
──「No.6」も結構唄うのがツラそうですけど。
吉村:あれはね、前に録ったテイクも使ったので。「No.6」のバックは去年録ったテイクだから。
──「No.6」は『yamane』の前ぐらいから曲としてあって、アルバム3作越しでやっと今回陽の目を見たという…。
吉村:そうなんです。今まで何回も録りながらリニューアルはしてきて、歌にしてあげたいんだけどアレンジがどうも気に喰わなくて…とか、いろいろありまして。この曲はメンバーが好きだって言ってたから、“もうそろそろ曲にしてあげようよ”っていう(笑)。ちゃんと曲にしてさよならするべきだ、って。
──「ここから先は君と離れて行く」って…歌詞と全く同じじゃないですか(笑)。
吉村:そうそう、そのまんまなんです(笑)。
先のことなんて判らないし、だからこそ楽しい
──収録曲の真ん中辺りにインストを配すのはここ数年のアルバムで定着化しつつありますが、今回は「This
is music」と「maruzen house」の2曲がそれぞれ曲順のジャストな位置に収められていますね。
吉村:今回のインストは、レコーディングの一番最後の肉付けに持ってきたんです。これだけ曲があるなかで、あと数曲足せばアルバムとしてはもう充分なんじゃないか?
って声もあったんだけど、“いやダメだ、説得力がない”って思ったの。アルバムを形づけるのに今ひとつ説得力がないから、「インストを録らせてくれ」って言ったんですよ。「maruzen
house」は、歌が乗りそうなんだけど乗らない曲として、その前の段階のレコーディングでも録ってあったんだけど、これはこの形で過不足ないんです。僕のなかのこだわりであるハードコアの一部をちょっと出した感じっていうか。「This
is music」のタイトルは、皮肉ですよね。射守矢にしてみればフレットすらも押さえてないし。「このフレーズだけあるんだけど…」って射守矢が持ってきて、それをどうにか曲にするのが僕の役目ですから。自分では素直に作り上げたつもりなんだけど、録り終えてみたらブースの向こうから「うわ、ヘンな曲…」ってスタッフに言われたんですよ。自分が思ってる以上に、みんなのヘンな感情を引き出せてる、これはラッキーだ、って思って。じゃ、“これが音楽だ”って皮肉的に思い付いたんですよ。
──射守矢さんが曲の断片を持ってくるパターンは今までも結構ありましたよね。
吉村:ありましたね。今回で言うと「B2」もそうだし、「サンザン」、「ゴキゲンイカガ」、「This
is music」、「No.6」、「banging the drum」。
──吉村さんが完全に一人で一から作り上げたのは…。
吉村:「プラス/マイナス」とか、あの辺かな。
──この「プラス/マイナス」はやはり+/−{PLUS/MINUS}からインスパイアされたものですか?
吉村:その名前を貰ったのは確かですけど、直接は関係ないですね。単に“プラス思考、マイナス思考”ってことですよ。言いたいことがあるんだけど、言いたいことが言えるまでの過程っていうか、その情景だけを書いて終わったですね。自分でもプレッシャーがあって、“この曲が恐らくレコーディングのヤマになるな”って思ってて。でも、山の頂点を描き出せれば良かったんだけど、その昇る過程を描いたに過ぎなかったというか(笑)。ポイント、ポイントで“あそこの音、最高でしょう!?”っていうのがあるんです。「プラス/マイナス」で言えば、一頭最初のギター、僕だけのギター(笑)。「maruzen
house」ならギターだけのイントロ。“ここッ!”っていう(笑)。
──「banging the drum」に「嬉しいけれど泣いている」という歌詞がありますけど、まさにブッチャーズの音楽を的確に表したフレーズだと思うんです。表と裏、光と影、清と濁、肯定と否定…相反する要素が一緒くたになって無理なく共存している。
吉村:まぁそれは、音楽を聴いて泣くもあり、高まるものもありで、いろんな感情が引き出されるものですからね。
──今回のカヴァー・アートに起用されている奈良さんのイラストも、無邪気なタッチで可愛らしいのと同時に毒気にも満ちていて、ブッチャーズの音楽と相通
じる部分がありますよね。だから凄く相性がいいなと思って。
吉村:そうですね。結果的にはホントそう思ってます。奈良さんは何回かライヴに観に来てくれたこともあったし、僕は本も持ってたし、その本のなかで楽器を弾いてる絵もあったし、こちらのイメージ以上のものを広げてくれるかな?
っていう期待もあってお願いしたんです。「banging the drum」の歌詞の上に絵を描くっていう、その感覚が最高でしたね。あのザッとした感じが一目見て気に入りましたから。
──この『banging the drum』には、これまで発表してきたアルバムのエッセンスがすべて詰まっていると思ったんですよ。『i'm
standing nowhere』や『LUKEWARM WIND』の荒削りな激情も、『KOCORONO』の叙情性も、『yamane』の大胆ながら緻密な部分も、『荒野ニオケル〜』の巨木のようなブッとさもすべて。
吉村:“らしさ”みたいなものは絶対に外さないし。普通だったら差し引きするはずのベースの位
置やドラムの在り方とかを一番最初に取っ払っちゃうなんて考え方が、まずもって…(笑)。
──うん、スタートラインが思い切りイビツな形をしてますよね(笑)。それこそが、ブッチャーズがブッチャーズたる所以である“らしさ”でもあり。
吉村:そういうちょっとバカな感じっちゅうか…「ベース行こう、ベース!
ほとんどベースしか聴こえなくていいんだ!」っていう、そんな考え方ひとつかなぁ…。別
に奇をてらってやってるわけじゃないんですよ。みんなと同じアンプを使って、同じようなギターを使って、誰でも弾けるフレーズを弾いてるつもりだし。自分では未だに判んないですね。…そう、“判んないでいいんだ!”っていう答えが最近の流行りですね(笑)。先のことなんて判んないし、でもだからこそ楽しいんだよ、っていうか。それしかないかな。そうじゃなかったら今頃ブッチャーズは終わってますよ。
自分のギターにはもう飽きました(笑)
──一方の+/−{PLUS/MINUS}と互いの曲をカヴァーしたスプリット・アルバムですが、去年+/−{PLUS/MINUS}とツアーで共演した交流のなかから生まれたものですね。
吉村:うん。+/−{PLUS/MINUS}と共演したのはブッチャーズにとってもデカかったんですよ。共演して思ったのは、率直に言えばバンドとして凄くいい音を出してるなぁ、と。特にあのドラムは凄いですよ。ライヴだと、音源で聴く感じとはまた違いましたけどね。
──『banging the drum』が完成してすぐにレコーディングに取り掛かったそうですが、収録された4曲はどれぐらいで完成に至ったんですか?
吉村:一日で音を録って、一日で歌を入れて。ミックスだけは2日ぐらい掛かったけど。
──また凄まじい速さですね。選曲の基準は、吉村さんお気に入りの曲というところですか?
吉村:いや、メンバーみんなで意見を出しました。全員が1曲ずつ出してる感じになるのかな。僕が最初に取り掛かろうと思ったのが「SUMMER
DRESS{ALL WINTER CLOTHES}」だったんです。「I'VE BEEN LOST」が小松(正宏)、「CHROMATIC」は射守矢、「WAKING
UP IS HARD TO DO」はヴォーカルも取ってるひさ子かな。
──原曲がアコースティックの「SUMMER DRESS」はブッチャーズの轟音サウンドで潤色していますが、あとの曲は日本語訳詞も含めて割とストレートにカヴァーした感じですね。
吉村:うん。自分達はバンド形態でやるんだっていうのを最初に決めてたから。“まんますぎるんじゃねぇの?”って思ってはいたけど、勢いでやっちゃおうと。ひさ子にヴォーカルを任せた「WAKING
UP〜」は、イントロ入ってからの蝉鳴りギター…あれをやることに僕は青春を燃やしてるんです。あのギターを弾くためにこれまで何十年も弾いてきたんだ!
っていうか(笑)。+/−{PLUS/MINUS}の曲はポップだけど実は難しいなぁと思うけど、バンドでやるとまたさらにいいなぁっていう発見がありましたね。彼らとは打ち込みをやってる距離感はあるけど…何と言うか、メロディ的にはアメリカでもない、イギリスでもない、敢えて言うなら和風かなぁ、と。微妙な取っつきやすさがあるんじゃないかと思いましたね。
──それにしても、+/−{PLUS/MINUS}による「ゴキゲンイカガ」の日本語カヴァーたるや恐ろしい破壊力でしたね(笑)。
吉村:僕はそれ、想定ついてましたよ。彼らがあの曲をやりたいって言ってたから、ああいうチープな打ち込みで来るだろうなって思ってました(笑)。
──+/−{PLUS/MINUS}はその「ゴキゲンイカガ」、「JACK NICOLSON」、「banging
the drum」をカヴァーしていますが、特にパトリックのヴォーカルによる「banging
the drum」を聴くと、原曲の良さが際立ちますね。
吉村:僕も昨日、マスタリングを終えたのを聴いてそう思いました(笑)。+/−{PLUS/MINUS}にも、僕らがカヴァーすることによって同じようなことを思ってほしいんですよ。“自分達の曲、いい曲だなぁ”って。「banging
the drum」は、言葉で言えば“音の洪水”なんです。自分でも美しいと思いますね。
──+/−{PLUS/MINUS}はブッチャーズのカヴァー4曲を聴いて凄く喜んでいたと聞きましたが。
吉村:そう言ってもらえると嬉しいですよ。なかなかあるようでないようで、難しいところをクリアして世に出せたなぁと思ってて。それはバンドの器量
がそれぞれあったからだと思いますね。
──今回『banging the drum』と『bloodthirsty butchers VS +/−{PLUS/MINUS}』を生み出したことによって、バンドの懐がより深くなったというか、さらに自由度が増したんじゃないですか?
吉村:それはありますね。だから今考えているのは…まだメンバーにも言ってないので判らないけど、“ベース2本でもいいんじゃないか?”っていう。僕がベースに転向しようかな、と。
──えーッ!?
吉村:もうギターは飽きた(笑)。“この音を出したかったんだ!”っていうカタルシスは、「maruzen
house」の最初にしても、「WAKING UP〜」のコードにしても良く出来たとは思うけれど…今はベースを弾きたいなぁっていう。でもね、実は過去にもチャレンジしてるんですよ。Wベースだと射守矢の真ん中にあるベースとぶつかるんですよね。なかなか巧く行かないんです。それでメロディが簡単になったら面
白いなぁとは思ってますね、漠然と。ギターじゃないところでやりたいとは思いつつも、でもやっぱりギターになるのかなぁっていう感じもあるんだけど…。まぁ、またそんなアホなことばかり考えてますよ。落ち着くんじゃなくて、もっともっとやってやろうと思ってますから。
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【info.】shibuya CLUB QUATTRO:03-3477-8750
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荒吐宵祭/前夜
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w/ smorgas / RIZE / LOSALIOS / etc...
OPEN 16:00 / END 22:00(予定)
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カウンターアクション10周年記念 〜tour 05 banging the drum〜
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6月2日(木)京都 磔磔
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6月10日(金)名古屋 CLUB QUATTRO
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【info.】JAIL HOUSE:052-936-6041
6月17日(金)新潟 JUNK BOX mini
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6月23日(木)東京:渋谷 CLUB QUATTRO
OPEN 18:30 / START 19:30
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【info.】SMASH:03-3444-6751
bloodthirsty butchers OFFICIAL WEB SITE http://www.riverrun.co.jp/
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