5・7・5・7・7のリズムにはまった詩やメッセージを、短歌といいます。
届かない思いも風さえあるならばきっと届いてこだましてくる (鮫島)
この作者は、歌人ではありません。ごく普通
の男子中学生が、自分も短歌を作ってみたよ……と、届けてくれました。うたは、みんなのもの。天地は、街は、人を拒まない。自分のライブも、人を拒まないものでありたい。
聖夜 冷えてかたまる蝋のやう 愛し合ひたるのちの廃液 (辰巳泰子)
朗読劇は、うたを、子守歌や物語のように感じていただきたくて、ホールやライブハウスを中心に、10回以上ステージを踏みました。今回のライブは、自身が主催するイベントとして第8回目に当たり、今度はお客さんと、「歌会」をいっしょにやりたいな……と、思ったんです。
歌会は、風薫る季節にふさわしく、お題を「風」とし、自由題も受け付けます。つまり、なんでも来い。「辰巳泰子の歌会ライブ」は、うまい下手をあげつらう会にはしたくない。誰もが参加できます。5・7・5・7・7のリズムに乗ってさえいればよく、今の、普段の言葉で、あるいは古いなつかしい時代の言葉で、自由にうたってください。
楽器も弾けない、文章もうまくない、教養もない。でも、オリジナルの表現を手にしたい。自分の今の気持ちを言葉にしてみたい。そんなあなたの願いを、かなえる歌会にしたいと思っています。
5月13日夜、ネイキッドロフトでお会いしましょう。 (歌人 辰巳泰子)
●5/13(土)at Naked Loft
作品を見てほしい人、集まれ!!「辰巳泰子の歌会と朗読ライブ――聖夜」
開場 18:00 / 開会 18:30 2,000円(1drink付)
■第一部 歌会
【お題】「風」もしくは自由題
【出演】 梅内美華子・森本平・高島裕・石川美南・内山晶太・月岡道晴・辰巳泰子
歌壇の若手トップクラスの歌人たちが講評します。高島以下5名は、辰巳主宰の月鞠歌会において、恐山宿坊に籠り一晩に百首を吟行した猛者でもあります。恐山魂……!会場からも自由に発言してください。
■第二部 短歌朗読劇「聖夜」
【出演】 辰巳泰子
「いつしよにお茶を」「聖夜」など、既発表の短歌連作と新作短歌を中心に構成。
【詠草の送信先・予約】
「風」をテーマに、もしくは自由な題材でうたった自作の短歌一首を、5月8日までにペンネーム・連絡先を明記のうえ、seiya0513@loft-prj.co.jp
までお寄せください。
※件名を必ず「辰巳泰子ライブ」としてくださいね。
※詠草の当日持参OKですが、時間の都合で講評できない場合があります。
例) 今はおやすみなさいと誰か風の中 その声だけであと少し行く(辰巳泰子)
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