2013年5月
14(火)
『謎の独立国家ソマリランド』大ヒット御礼!「高野秀行×木村元彦トークナイト」
OPEN 18:30 / START 19:30
前売り¥1,500 / 当日¥1,600(共に飲食代別)
前売りチケットはローソンチケット【L:39077】またはロフトプラスワンウェブ予約にて発売
【出演】
高野秀行(ノンフィクション作家、翻訳家)
木村元彦(ノンフィクション作家、ビデオジャーナリスト)
丸山佑介(旅行作家 、編集者)
本の雑誌社から発売された『謎の独立国家ソマリランド』が、業界問わず話題を集めています。著者の高野秀行さんは4年に渡る長期取材で、謎の国家の全貌を明らかにしました。
現在もアマゾンのノンフィクションランキングで堂々の2位です!(ちなみに1位はビッグダディw)
そんな高野さんが40万部を超えるベストセラー『オシムの言葉』や、サッカーとユーゴスラビア情勢を巧みに織り 交ぜた「旧ユーゴサッカー三部作」で著名なノンフィクション作家でジャーナリストの木村元彦さんと、これまであまり触れられることのなかったノンフィク ションの書き方について語り倒します。
なんと、ロフトプラスワンでは初の組み合わせです!(高野さんはロフト自体に初登場)
高野さんといえば、『幻獣ムベンベを追え』『怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道』など、UMAを取り扱ったり、世界的な麻薬の産地ゴールデン・トライアングルに潜入する『アヘン王国潜入記』や未知のシルクロードを探索す る『西南シルクロードは密林に消える』といったシリアスなテーマを取り扱いながらもつねに面白さを追求するエンターテイメント性の強いノンフィクションを 描く作家として知られています。
木村さんはベストセラーとなった『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』やサッカー日本代表の我那覇選手のドーピング疑惑に疑問符を投げかけた衝撃作『争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』のイメージが強く、サッカー専門の作家と見る人もいるでしょう。しかし、木村さんはコ ソボ紛争やイスラム過激派などを取材し、これまでに数々の話題作を夜に送り出してきた生粋のジャーナリストでありノンフィクション作家なのだ。
この二人を迎えてのテーマが「辺境を描くノンフィクション論」であり、これまでに語られてこなかった、何を書いて、何を書かないのかなど、二人の執筆の方法論にまで迫る。さらに執筆の視点から過去にいったいどんな取材をしていたのかも振り返る。
コソボ紛争、ソマリア内戦、モロ・イスラム解放戦線……
危険をともなう辺境地帯を取材してきた木村元彦と高野秀行。
二人のノンフィクションの旗手が取材だけではなく、「書き方」について掘り下げていく。
さらに二人が記録してきた数々の秘蔵映像も公開する見逃せないイベントになること間違いなし!
(※イスラム過激派との戦闘シーンもあるPVはこちら↓)
二人のトークをさばく進行役は裏社会やアジア、アフリカの危険地帯を取材している犯罪ジャーナリストの丸山佑介さん。
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★プロフィール
○高野秀行(たかの・ひでゆき)
1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。
早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。
1992-93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語科で、2008-09年には上智大学外国語学部で、それぞれ講師を務める。
主 な著書に『アヘン王国潜入記』『巨流アマゾンを遡れ』『ミャンマーの柳生一族』『異国トーキョー漂流記』『アジア新聞屋台村』『腰痛探検家』(以上、集英 社文庫)、『西南シルクロードは密林に消える』『怪獣記』(講談社文庫)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)、『未来国家ブータン』(集英社)など。
『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)で第一回酒飲み書店員大賞を受賞。
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○木村元彦(きむら・ゆきひこ)
1962年愛知県生まれ。ノンフィクション作家、ビデオ・ジャーナリスト。
中央大学文学部卒業。
アジア・東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動を展開。『オシムの言葉』で2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。
主な著書に『誇り』、『悪者見参』、『終わらぬ〈民族浄化〉セルビア・モンテネグロ』、『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞)、『蹴る群れ』、『社長・溝畑宏の天国と地獄~大分トリニータの15年』『オシムからの旅』など。
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○丸山/佑介(まるやま・ゆうすけ)
1977年生まれ。犯罪ジャーナリスト。
大学院までは考古学を専攻するが、研究者コースから離脱。日雇い派遣や測量会社を経てビジネス書出版社に勤務。編集者としてビジネス書籍を制作する傍ら、フリーライターとして裏社会を中心に取材を重ね、独立。現在もビジネスから裏社会まで幅広く取材を続けている。
主な著書に『図解裏社会のカラクリ』『裏社会の歩き方』(いずれも彩図社)、『悪の境界線』(イースト・プレス)、『ブラック・マネジメント』(双葉社)、『ガレキ』(ワニブックス)、『世界陰謀大全』(日本文芸社)、『日本の迷宮50』(鉄人社)など。