それはジャーナリストの魚住昭氏が雑誌ダカーポ誌上に書いた記事が発端だった。

2001年3月27日国会に上程された「個人情報保護法案」。

個人情報の保護を謳ったその法案は一方で、取材の自由を

極端に制限し得る法案である事を、魚住氏はいち早く指摘した。

魚住氏からその事を聞かされたノンフィクション作家吉田司氏と

同じくノンフィクション作家吉岡忍氏はその危険性を憂慮し、

法案反対の運動を興す決意をした。

上記三氏に加え、ノンフィクション作家の佐野信一氏、

作家の宮崎学氏がこの運動への同意を表明し、以上五氏によって、

のちに運動史上かつて無いユニークさが話題となった

「個人情報保護法案拒否!共同アピールの会」

が結成された。

 

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