【2016/09/17】SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY
40YEARSx40LIVES H.O.D.13YEARS SPECIAL LIVE
【出演】有頂天 × LAUGHIN' NOSE
新宿LOFTの40周年企画 40YEARS × 40LIVEの一環として行われた "Punk Bar H.O.D 13th Special 2man" 有頂天 × LAUGHIN' NOSE。
折しも今年は、パンク生誕40周年でもあり、世界各地で様々なイベントが行われていた中、日本のインディーズの草分け的存在である、有頂天とLAUGHIN' NOSEの対バンが企画されたのは、運命的でさえある。
そもそもインディーズとは、80年代前半、メジャーのレコード会社に頼らず、D.I.Yの精神で自身の手から音楽を発信していくスタイル。その中心にいたのが、今回出演したLAUGHIN’ NOSEと有頂天だ。
それぞれ、LAUGHIN’ NOSEはAA RECORDS。有頂天はナゴムレコードを主宰し、自身のバンドだけでなく、数々のバンドを排出し、その勢いはメジャーレコード会社を脅かす存在にまでに拡大していく。
このインディーズブームは、世間をも巻き込み、数々の雑誌が創刊され、あのNHKでも特集番組が組まれる程の社会現象となり、今日、当たり前の様に使われる様になったインディーズという言葉が根付いたのも、この頃である。
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前置きが長くなったが、当日のレポートを…
午後2時30分頃、LAUGHIN' NOSEのメンバーが、新宿LOFTに到着し、リハーサルが始まる。永年、LAUGHIN' NOSEを観ているが、明らかに最近とは違う曲をリハーサルで演ってるのを目の当たりにして興奮を隠せなかった。
リハーサルも終盤に差し掛かると、有頂天のメンバーも続々と到着し、リハーサルの準備を始める。
そしてLAUGHIN' NOSEがリハーサルを終えた、そのステージへ、KERAが歩み寄り、二、三、言葉を交えながら、CHARMY、PONと握手を交わしたのだ。
およそ30年の空白を埋めるのに、時間も多くの言葉もいらないようであった。
そして開演。
幕が上がると、そこには揃いの衣装に身包んだあの頃と同じ有頂天がっ!
3曲目の『君はGANなのだ』で、会場はトップギアに達した!
全15曲、新旧織り交ぜた構成で、
途中、何度かMCで某バンドに呼び掛けたり、色々としていたが、ここでは敢えて、伏せさせていただく(笑)
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一方LAUGHIN' NOSE。最初数曲は、まさかの、あの時と同じセットリスト。客席から『一緒じゃねーか(喜)』とのヤジにCHARMYも『ここまではな』と笑顔で返し、30年近く前の野音の後、一番最初に声を掛けてくれた有頂天に感謝の気持ちを述べた。
中盤「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」の途中では、颯爽とステージに登る人影。まさかのラフィン・オリジナル・メンバー、MARU(現 D.O.T)が、まさかの飛び入りに観客も一際湧き上がる。
ステージも終盤に差し掛かろうとした時、ラフィンファンにはお馴染みのLAUGHIN' ROLL。演奏を中断し、毎回誰かが『なにメンチ切っとんねん⁉』で、飛んでくアレである。
今回はPONが『今日という日は、1人しかおらんやろ⁉』『みんなで呼んでや!』と、場内が大KERAコールに包まれ、KERA登場。 事態がイマイチ読み込めてないKERAに優しくレクチャーするCHARMY。この日、一番ほっこりとしたシーンが見られた。
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そして、最後の最後、お馴染みのGET THE GROLYのイントロが始まると、KERAを筆頭に有頂天のメンバーがステージに⁉
興奮もボルテージも最高潮に達したオーディエンスとLAUGHIN' NOSE、有頂天が一体化し、この一瞬がいつまでも続けとばかりに、全員がGET THE GROLYと叫び続ける。
やがて曲が終わり、ステージを見ると、CHARMYとKERAが最高の笑顔で抱き合っていた。
およそ30年ぶりの2マン。
野音の事故の後、ライブが無かったラフィンに有頂天が声を掛けて決まったライブ以来の2マン。
そこには沁みったれた感傷もなく、30年経った今も、衰えを微塵も感じさせない両雄。暫く2マンは見られないだろうが、これからも両雄からは目が離せないと再認識させる最高のステージであった。
Art & Punk Bar Hair Of the Dogs
代表 Thor
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