Highball Night With Single Malt supported by suntory HISTORY OF LOFT 1971〜1985

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1971年3月

京王線千歳烏山に7坪のジャズ、ロック、フォークをミックスした新しい音楽喫茶として「烏山ロフト」の営業を開始。

1973年6月

中央線西荻窪に15坪のライヴハウス「西荻窪ロフト」をオープン。まだライヴハウスという言葉すらなかった時代、そのオープンはジャズ系以外の日本のロック、フォークのミュージシャンにとっては画期的な出来事であった。浅川マキ、頭脳警察、山下洋輔、友部正人、ディランII、坂本龍一、南正人など、各ジャンルのミュージシャンに演奏の場を提供。以降、浜田省吾、アルフィー、山崎ハコ、森田童子、南佳孝などのニューミュージック・シーンを代表する人々の常演する場所となっていった。

1974年11月

中央線荻窪に35坪のロック中心のライヴハウス「荻窪ロフト」をオープン。細野晴臣、坂本龍一、はちみつぱい(ムーンライダース)、シュガーベイブ(山下達郎)、ハイファイセット、イルカ、ダウンタウンブギウギバンド、大貫妙子、鈴木茂、RCサクセション、サンハウス、四人囃子、桑名正博、ティンパンアレー、矢野顕子などのライヴを行う。その動員力はニューミュージックというジャンルを不動のものとし、以後の第一次ライヴハウス・ブームの火付け役となった。

1975年12月

小田急線下北沢に40坪のライヴハウス「下北沢ロフト」をオープン。サザンオールスターズ、上田正樹、憂歌団、子供バンド、泉谷しげる、金子マリ、大橋純子、中島みゆき、ソーバッド・レビューなどが出演、これ以降、関西ブルース系ミュージシャンが集結し、下北沢文化の拠点となる。

1976年10月

新宿西口に65坪・キャパ300人の当時としては画期的な本格的ライヴハウス「新宿ロフト」をオープン。ニューミュージックのスターを総動員したオープニング・セレモニーは話題となった。1日=ソーバッド・レビュー/金子マリ&バックスバニー、2日=加川良/大塚まさじ/西岡恭蔵/金森幸介/中川イサト、3日=鈴木慶一&ムーンライダース/南佳孝&ハーバーライツ/桑名正博&ゴーストタウンピープル、4日=サディスティックス(高中正義、今井裕、後藤次利、高橋幸宏)、5日=吉田美奈子/矢野顕子、6日=斉藤哲夫/遠藤賢司/大貫妙子、7日=リリィ with バイバイセッションバンド(坂本龍一、伊藤銀次)、8日=山崎ハコ、9日=センチメンタル・シティ・ロマンス/めんたんぴん、10日=長谷川きよしサンデーサンバセッション。その他、当時は甲斐バンド、山下達郎、CHAR、上田正樹、タモリなども出演。これ以降、パンク/ニューウェイヴなどその時代のロック・シーンを代表する様々なジャンルと連動、特に1979年8月28日〜9月2日に行われた「Drive To '80」はその後のインディーズ・ブームの先駆的なイヴェントとなり、日本のロック史上重要なターニング・ポイントとなる。また、その後のバンド・ブームはロフトを中心とするライヴハウスが大きな役割を担うことになる。

1977年

ビクターレコードと提携した「ロフトレーベル」を発足。「ライヴハウスでの新人発掘」というテーマで20人余りの新人アーティストを世に送り出す。その中には竹内まりやなどのデビューもあった。

1980年

東横線自由が丘に30坪のロック酒場「自由が丘ロフト」をオープン。

1980〜82年

新宿ロフトを残し、ほかのすべての店を閉鎖、もしくは店長に譲る。

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