決戦会場であるロフトプラスワンに集合した後、さっそく買い出しを始めた彼ら。各バンド、作戦会議を立てながらスーパーにて模索中。バンアパ・チームは刺身や海苔やツナ缶やらの中に、何故かバナナとオレンジ味のするチーズを買い込んでました。そしてこれから料理を食すというのに原さんはケーキのデザートを買ってました(ちなみに料理対決の前にすぐに食べちゃってました)。そんなバンアパの割と原型に近い食品に対して、ブッチャーズ・チームは長ネギ、豆腐、エリンギ、ナス、卵、マロニーちゃん…と冬の定番を思い出させるような食品達。射守矢さんは「大根とかで風味を…まっ、でもそこまで凝ることはないのかなぁ?」って実に本格的です。吉村さんは「これに対して…これはこれくらいで…」と豆腐やマロニーちゃんやら、ひとつの鍋に対しての食品の比率をじっくりしっかり考えて選んでました。買い物かごはバンアパ2つ弱に対して、ブッチャーズは3つにいっぱい…買い込みすぎです(笑)。買い物を済ませ、対決会場へ向かう途中「ありゃ、鍋でもすんのかねぇ? パーティーかぁ?」って道行く人に言われてしまいました(笑)。いえいえ、我らはこれからのツアーへの意気込みを込めて「料理対決」を決行するのです!!
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▲鋭い目つきでネギを選ぶ吉村氏。 |
▲「おっ! これいいねぇ!」と荒井氏がトロサーモンを発見! |
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▲料理対決に関係のない、自分用のスイーツをゲットの原氏。 |
▲もちろんホッピーは欠かさないブッチャーズ・チーム。というか吉村氏(笑)。 |
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▲「一升瓶サイズの味ぽんしかねぇんだよ〜」と言う吉村氏に… |
▲「兄貴ィ、小さいヤツありましたよ!」と見つけ出す原氏。 |
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▲生がき100円引きにこだわるブッチャーズ・チーム。目黒嬢に値切るよう指令。 |
▲レジにて値切る目黒嬢。本気です。 |
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▲料理本?ではなく週刊誌を立ち読み中。 |
▲買い物かご3個にビッチリ食材を詰め込みレジへ。お値段が気になります。 |
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▲深夜の歌舞伎町を、レジ袋片手に歩む男達。 |
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さっそく食品を並べ各々の位置につき、料理対決スタート!! 大人の男達、計8名がエプロンを身につけ、今宵はマイクやギターやスティックではなく包丁やフライパンを握りしめている様は意外や意外、むちゃくちゃ恰好良い。これぞ男の料理! バンアパ荒井氏、小暮氏は「揚げ餃子」係。荒井氏の玉ネギを刻む包丁さばきが上手くて、軽く嫉妬しました(笑)。そして玉ねぎとツナを混ぜ混ぜ。もう1品は買い物の時に謎だったバナナとオレンジ味のチーズが登場! 「バナナを潰さなきゃな…ミヤ(バンアパ・スタッフ)、スプーン!」 そして混ぜ混ぜ。こりゃ、どんな味になるのか楽しみです。しかし両氏共に、刻んでいる時に玉ねぎが眼に染み、涙目になって「染みる〜」と眼を擦ってました。
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▲和洋折衷な食材を集めたバンアパ・チーム。 |
▲写真に収まりきらないほどのボリュームを誇るブッチャーズ・チームの食材。 |
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▲玉葱に泣かされながらもみじん切りを進める荒井氏。お隣り、吉村氏はホッピーで一休み。 |
▲美しい包丁さばきです。 |
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お隣り、ブッチャーズ吉村さんは鍋の下準備。その鍋の名は「キャプテンスタイル」。エリンギや長ネギやらを慣れた手つきで切り刻み順調です。ブッチャーズ小松さんも特製料理の下準備で慣れた手つきでナスを切ってます。この料理の名は…「+/−{PLUS/MINUS}丼」。お麩、マイタケ、ナス…そう、食材に今度一緒にツアーを廻るアメリカの+/−{PLUS/MINUS}の名が入っているのです! 射守矢さんも溶き卵を流す様はプロ並みです。しかも、このコーンスープは隠し味がありとても凝ってます。今の下準備の段階でもブッチャーズ・チームはみんな料理は得意なのが窺えますね。
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▲エプロンは自前ではなくプラスワン店員のもの。偶然にもよっしー(プラスワン店員)のエプロンです(笑)。 |
▲まるで職人のように慣れた手つきでエリンギを切る吉村氏。 |
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▲日本酒を片手に指示を出す射守矢氏。思わず荒井氏、木暮氏も手を止めて見学。 |
▲スープを味見中の射守矢氏。 |
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そして、個人的に今回私が終始目が離せなかったのは…バンアパ原氏、川崎氏による「手巻き寿司」。手につけて握る為だけにお酢を買い、本格派を目指す彼ら。最初は軍艦を作るものの、冷ましきってない御飯で海苔がふにゃけてしまうというハプニング。「御飯はもう少し冷ましたほうがいいねぇ」ということで、前にいた私は御飯を冷ます為パタパタと扇ぐ係に任命されました。そして握ることのほうに懸命になり、わさびを何度もつけ忘れる原氏。軍艦巻きの為に海苔を切る係にも任命された私。彼らは「握る」ということに一生懸命すぎちゃったのです(笑)。しかし、巻き終わって発覚! その海苔が思ったよりも高かったのです! すると川崎氏は「目黒、その高い部分をハサミで切って」…任命通り、私はもう御飯に巻かれたのに慎重にハサミで高さを低くしました。素人ならではの反則業です。その後も細かくハサミで微調整を繰り返し、見た目は最高です。「ちょっとこの海苔太いなぁ〜」と師匠にお指摘を受けながら頑張りました(笑)。そんなことを繰り返していったものの、30分もすると片手で御飯を握って微調整が出来るようになるという成長を遂げた彼ら。両氏、お互いに出来た寿司を「お前、上手いな〜」「お前も上手いよ!」と褒め狂いながら着々と握られていきました。厨房では小松さんが「+/−{PLUS/MINUS}丼」を炒め、射守矢さんは余った卵を厚焼き卵にし(2人共フライパンさばきが素敵!)、それを原氏、川崎氏のお寿司に加えるというコラボレート料理まで出来ました!
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▲酢飯作りにこだわりまくる原氏と川崎氏。 |
▲複雑な表情で試食中の川崎氏。エプロンが似合っています。 |
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▲寿司チームにもアドバイスをする射守矢氏。 |
▲秘技! 軍艦巻の海苔をカットの術! |
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▲唯一自前のエプロンを持参の、+/−{PLUS/MINUS}丼の鍵を握る男。 |
▲「うまそ〜だな!」と待ちきれない表情を浮かべる。 |
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その隣りでは荒井氏が小暮氏と共に餃子の皮で1枚1枚丁寧に包んだ餃子を揚げていくのですが、どのタイミングで揚げていいのやら? 小暮氏は「オレンジっぽい色になったら揚げればいいんじゃない?」と、揚げ揚げ番長・荒井氏にアドバイス。火の元で流す汗はライヴでは決して見られない汗、貴重です。射守矢さん作「厚焼き卵」を原氏、川崎氏、私でつまみ食いしましたが、とてもバンドマンが作ったとは思えない程の美味さ!! 激褒めです。
そして、我らがリーダー、ブッチャーズ吉村さんは鍋の準備万端! あとは火に掛けグツグツ煮込まれるのを待つのみ。昨年の冬に吉村さんがよく鍋をしていた話を聞いていて、私の中では幻の1品となっていたので楽しみです! 基本的にお肉は入っていないこの「ヘルシー鍋」、ポイントはソーセージだそうです。
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▲荒井氏が大きな手で器用に餃子の皮を閉じていきます。 |
▲ちょこんと手のひらに乗る餃子。上手に包めました! |
▲「具がハミ出るんだよ〜」と苦戦中の木暮氏。 |
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▲餃子がどんどん揚がっていきます! |
▲一方、男の料理の物悲しさを無言で語るまな板と包丁とオレンジ。 |
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そんな感じで出来上がった各料理。並べてみるととっても豪華! そしてさっそく試食。どれもとっても美味しくて、荒井氏・小暮氏作の揚げ餃子はバナナとオレンジチーズという中身ながらこれがデザート感覚でとっても美味しいし、小松さんの「+/−{PLUS/MINUS}丼」はピリっと辛さの効いた美味さ! 吉村さん作の鍋「キャプテンスタイル」と「+/−{PLUS/MINUS}丼」のおかわり率は断然に高かったです。「対決」とは言ったものの、みんな対決を忘れちゃうくらい美味しく頂きました! 11月からのツアーで地方を廻って美味しいモノを食べるとは思うけど、今回の料理を思い出して欲しいですね!
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▲お鍋からのイイ匂いに思わずニヤける吉村氏。 |
▲とても今日初めて握ったとは思えない出来映え!! |
▲「あッ! おいしい! おいしい!」と+/−{PLUS/MINUS}丼を実食。 |
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▲お互いの健闘をを讃えて乾杯! |
▲ツアー恒例、食後のマッサージを受ける吉村氏。お疲れ様でした! |
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bloodthirsty butchersのお品書き
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the band apartのお品書き
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鍋:「キャプテンスタイル」
*当初、吉村氏は「男の花道」と命名。しかし最近使いすぎているので「キャプテンスタイル」に。 |
揚げ餃子2品
ツナ(写真右):「K. AND HIS GYOUZA」
オレンジバナナ(写真左):「mock orange gyouza」
*「mock orange gyouza」は、荒井氏が小学生の時にクラスの女の子が作ってきたバナナ揚げ餃子をヒントにしたとのこと。
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丼:「+/−{PLUS/MINUS}丼」
*お麩と舞茸とナスがメイン!
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お寿司:「すし」
貝の寿司のみ:「腐れ貝ずし」
*「寿司はすしだよなぁ」とそのままの名前に原氏が決定!
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スープ:「手軽で簡単! 中華風即席コーンスープもどき」
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具材は、玉子・甘エビ・タコ・トロサーモン・ネギトロ・白魚・腐れ貝・ツナ。
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*玉子はブッチャーズ・チームとバンアパチームの共同作!
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各人による料理評価(どれが一番美味しかったか)
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吉村秀樹:「玉子すし」
原 昌和:「+/−{PLUS/MINUS}丼」 |
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荒井岳史:「+/−{PLUS/MINUS}丼」
すっかり対決を忘れていた……。 |
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射守矢 雄:「どれもこれも美味しかった」
鍋はまずい訳がない。揚げ餃子も意外と美味かった。すしもジャンクだけど美味かった。 |
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川崎亘一:「キャプテンスタイル」 |
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小松正宏:「キャプテンスタイル」
対決を忘れていた。「mock orange gyouza」はつまみっぽいので、プラスワンのメニューでもいけるのでは? |
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木暮栄一:「キャプテンスタイル」 |
料理総評 |
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斉藤友里子(ロフトプラスワン・プロデューサー)
風邪も治る凄い料理の数々! 「+/−{PLUS/MINUS}丼」はピリッと辛くて鼻詰まりにかなり効きます。それよりもっと驚いたのはスープの美味さ! クノールカップスープが元とは思えませんでした! 『クッキングパパ』に投稿すべきです。デザートには「mock orange gyouza」がとても美味しかったです。トータルだと、「キャプテンスタイル」に母ちゃんのあったかさを感じました。プラスワンで「+/−{PLUS/MINUS}丼」を出してみたいです!! |
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田渕ひさ子(紅一点・本日欠席)
おぉ〜。男の料理対決! 参加したかったー! 女の子ですけど!
男の人って、料理しながらあんまり味見をしないような気がするけど、気のせい?
寿司に揚げ餃子、鍋に丼! 食べたかったー! 私は料理をするのは得意ではありません。
男女問わず、作ってもらうのが一番。あーあ食べたかったな!
皆さんはライヴ対決を観に来てね。宜しくー。
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