2003年8月の新宿ロフトからスタートしたNANO MUGEN FES.は、昨年に続き大きな会場で2daysで開催されますが、ロフトで初めて開催された時の思い出を教えて下さい。
「当時から2ステージ制で開催したかったため、ロフトでやるということは非常に意味があることでした。とにもかくにも「はじめの1歩」という感じで、ドキドキしていたのを覚えています。」
今年のNANO MUGEN FES.はライブはもちろんですが、イベントとしてどんなところにこだわっているのでしょうか?
「天候に左右されないのが屋内フェスの良いところです。そして、音響が良いというのも特徴。とにかく、「音楽」が主役であるところが我々のフェスの魅力だと思っています。あとは敷居の低いフェスでありたいとも思っています。初めてのライブとして参加してくれる人も沢山います。」
今回共演されるバンドはどんな基準で選ばれたのですか?
「毎年、自分たちが良いと思うバンドを、規模やジャンルを問わずに選んでいます。基準とかは特に設けていません。」
今回共演されるバンドの見所を一言ずつ教えて下さい。
THE RENTALS:憧れのマット・シャープ(ex.weezer)のバンド。会えるというだけで心が躍ります。
SILVER SUN:僕ら世代のギターロックファンには懐かしくもありますが、彼らはまだまだ現役バリバリです。
チャットモンチー:不思議な魅力をもったバンドですね。言葉で表すのが難しいですね。見たらその感覚を共有できると思います。
髭(HiGE):同世代としては「ヤラレタ!」と一言に尽きます。
MO'SOME TONEBENDER:説明不要の素晴らしいバンドです。音源もライブも最高。僕らのファンの若い子には是非観てもらいたい。
BEAT CRUSADERS:インディー時代はビークルと対バンするっているのが、ひとつの目標でした。ロフトに何度も観に行ったことを考えると感慨深いです。
ELLEGARDEN:僕が最近の海外のエモ/パンクを聴けないのはエルレが良過ぎるからです。曲、メロディーが本当に素晴らしい。
ストレイテナー:盟友であり、我々はいちリスナーとしてストレイテナーの大ファンでもあります。初めて対バンしたときは、こんな格好良いバンドが俺らの友達になるわけがねぇと本気で思いました。
NANO MUGEN FES.の今後の展望はどう考えられてますか?
「続けるということが何よりも大切だと思います。少しづつ、音楽を生で楽しむことの魅力が世に浸透して行く、そういう活動になっていけたらと思います。そのためにはバンドの活動をコンスタントに保っていくことが必要で、なかなか毎年気が抜けないですね。」
イベントだけでなく、音源(コンピ)を出そうと思った理由を改めて聞かせて下さい。
「金銭的な問題や、日程や距離の問題で来場出来ない人にも雰囲気を味わってもらいたい。そして、出演バンドの素晴らしさを多くの人に伝えたい。そういう役割としてコンピというのは、これ以上無い活躍をしてくれます。地方のCDショップでも手に入るのですから。」
みなさんにとってNANO MUGEN FES.とは音源も含めて、ひとつのイベントということなのでしょうか?
「音源はレーベルが違うアーティストが集うので、いろいろ大変な面もありますが、音源のリリースと共に続けていけたらなと思っています。」
みなさんにとってこのイベントへの思い入れを聞かせて下さい。みなさんにとってこのイベントとは何ですか?
「何かということをうまく説明できませんが、非常に我々の活動の芯の部分にあたる活動だと思っています。」
NANO MUGEN FES.に来場するオーディエンスに一言。
「素晴らしいフェスティバルには素晴らしい演者と素晴らしい観客のふたつが必要です。そして我々は素晴らしい空間を用意して皆さんの来場を待っています。」
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