1曲目「カメレオン」
『今まで恋愛を表現する楽曲が多かったから、そうじゃない曲を作ってみたいなと。最後には前向きになるという答えにしたかった曲です。上手く例えているなぁと自分では思う』
2曲目「彼女に似合う服」
『メレンゲが今までにやりそうでやらなかった曲ですね。歌詞もそうだし、サウンドも。こうゆうギターの入れ方を今までしなかったしな。明るいポップなサウンドに、悲しい歌詞を入れる事によって、妙な悲しさが出るのかなって』
3曲目「ふくろうの恋」
『他の曲と歌詞を比べるとこの時はよりいっそう抽象的な歌詞が多いなぁと思う。この時はキーワードだけで、想像して書いていたという』
4曲目「君に春を思う」
『これは自分にとって前向きな曲を書く為のヒントを得た曲です。その前までは切ないオンリーだけの曲が多かったからね』
5曲目「アオバ」
『ドラマになった主題歌です。原作からイメージを受けて作った楽曲だったので、今までとは違う作り方、新しい試みで作った曲です。』
6曲目「8月、落雷のストーリー」
『去年のロフトでやったワンマンライブで演奏しました。自分の中で歌詞など全部含めてめちゃくちゃいいんじゃないの?って思いました(笑)。こうゆう例え方で歌詞が作れるのかなぁ?っていつも思う。こうゆうノリの曲も作っていなかったし、アルバムで収めたいなぁと。夏の終わりの台風をイメージをして作りました』
7曲目「東京」
『俺が思う東京を書こうと思って。普通東京はネオンを思い浮かぶのだろうけど、そうゆうのではなく、ちょっとドロドロした感じとキラキラした感じを上手くかけあわせたらなぁと思って。そして、シティポップスみたいなサウンドにしたら面白いなぁというのもありました』
8曲「ゴミの日」
『シンセを使いつつも、歪んだギターの曲が欲しくて。シンセのループとギターの音が一緒になった1曲が欲しいなぁって。割と歌詞もメレンゲ的にはちょっと暴力的な言葉も入っているんじゃないかなぁと思ったり』
9曲目「バスを待っている僕ら」
『懐かしい風景を思い出して、そうゆうのを書き留めておきたいなぁと思って。メレンゲはさよならの曲であったり、切ない曲であったり、恋の曲が多い中で、そういった曲とはまた違ったアプローチをしてみたいなぁと思って作りました。学生服が似合う曲だよね』
10曲「へび坂」
『これもね、また歌詞がいい(笑)。実家の近くにへび坂があって。その名前が凄く好きだったから、曲を作れないかなぁと思って』
11曲「すみか」
『この曲は凄い壮大な楽曲。この曲だけ、メレンゲの楽曲の中ではhappy度が高い曲なんだけど。でも切なさがあって。歌詞に出てくる砂の町という言葉から、恋愛の曲を書いてみて。この曲には時間軸みたいなのもの出ているし。ただの恋愛の曲を書きたくなかったので、ストーリーをつけるのに"砂の町"という言葉が必要だった』
最後にタイトル『星の出来事』した訳は?
『星という言葉が凄くいいなぁと思って。凄い考え込んだタイトルではないんですよ。全部の楽曲をくくりやすいタイトルかなぁと思いました』
SONG-CRUX A&R元メレンゲ担当Hが『星の出来事』を語る★★
出会いは今から4年前。当時の担当者からもらった1本のカセットテープだった。そのカセットテープには「星の出来事」にも収録されている、「へび坂/ふくろうの恋」の2曲が入ったものだった。この2曲を一聴しただけで、頭の中でメロディがこびりつき、何だか意味の分からない歌詞にも惹かれた。ポップスを主体として、様々なアプローチを繰り返してきたメレンゲ。ようやくこの作品を通して「自分達はこれだ!」という、毅然とした姿勢で「星の出来事」をリリース出来たのではないか?と思う程、1曲1曲が堂々としている。既発のシングル4曲を含む全11曲は、キラキラと眩しく、優しく聴き手を包み込んでくれるかのような雰囲気がたまらなく心地よい。日常に「星の出来事」を取り入れるだけで、改めてポップスの素晴らしさを作品と共に分かち合えることでしょう。この作品をきっかけに、メレンゲの数々の名曲達に触れてみてはいかがでしょうか?
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